彼と付き合い始めて1ヶ月ぐらいが過ぎた頃でした。
体育祭の話になって
川「今週の土曜日は体育祭やけん会うの無理や」
私「うちの学校も同じ日に体育祭や でもかったるいし行きたくないんよね」
川「そうなんや」
私「サボって川崎君の学校の体育祭応援に行ってもエエ?」
川「うん ええよ 来るんならテントの後ろで分かりそうな所におるけん」
私「分かった」
でも、居るところかなり大雑把な説明
そんなこんなで体育祭に私の友だと行くことになりました。
当日、運動場で直ぐに彼を見つけ合流しました。
その時は彼の友達や私の友達もいたのですが結局
こうなってしまって
彼の友達に
彼友「えっ!ちょっと待って 二人にしか分からん話しよるけど えっ!二人そういうこと?」
二人で照れ笑いをしてました。
彼友「何時から?」
私「学園祭の次の日に電話した」
川「速攻、電話あった」
私「それで速攻返事くれた」
彼友「英なんにも言うてくれんし全然知らんかった 学園祭の時に電話番号教えよったけど絶対、断るって思とったし この顔やろ? やけん しょっちゅう女の子に声かけられよるけど勉強があるけんってずっと断りよったのに 英も学園祭の時に安川さんに一目惚れしとったんやろ」
川「フフフン」照れ笑い
彼友「まあ英の家は金持ちやし良かったな」
私「えっ!!そうなん?」
川「そんなことないよ」
彼友「でも、旧財閥一族やん」
私「えっ!!」
川「そんなん言うても、分家の分家また分家ぐらいで、ほぼ関係ないし」
彼友「でもお金はもっとるよ~」
川「言うとくけど俺は金持ちじゃないよ お金持っとるのはバァやし 俺が貰える頃には残っとるか分からんし」
私「それは分かっとるし俺お金持ちやって今言われてもどん引きするし えっ!でも逆に私なんかでええの?全然釣り合わんやん家なんか片親やし団地暮らしやし」
川「釣り合うとか釣り合わんとかあるの?そんなん関係ないやん。お母さんだけやったとしても、ちゃんと高校も行かせてくれて今まで一生懸命育てくれたけん今の安川さんがおるんやろ?俺は今の安川さんを好きになったんやけん、それでエェやん?」
私「まあ・・・・・うん 私もお金で好きになった訳やないし今知ったばっかりやし」
川「そうやろ」
私「うん」
そんなこんな話してたら借り物競走になってて彼の先輩が私を引っぱって行き借りられた(汗)
引っ張られるまま走らされ、と言うか自分の学校の体育祭サボって応援に来たのになんでこっちで走らされるんだ~と心で叫んでおりました。
彼の元に返って来た時は
もう、こんな感じ
川「おかえり~」
私「疲れた~ もうなんで~」
皆で「アハハハハ」
川「毎年なんやけど、学校では借り物競走の項目の中に女の子って言うのは準備してないんやけど一部、自分で書いて準備してそれ使う奴がおるんよ 殆どが先輩らやけどな 学校側が準備しとる訳でないのに先生らも何も言わんけん やる奴が出てくるんよ」
私「そうなんや でもそれズルやんな」
川「そうなんやけどな。今ので完璧に女の子がおるってバレたから絶対また来るよ」
私「え~っ!」
川「俺らもう午前中は出番ないけん教室に逃げとこう」
私「勝手に行動して大丈夫なん?」
川「うん 皆、出番終わったら順々に教室に行くし、その辺は自由やけん」
私「そうなんや」
川「バァに見つかったら女の子とチャラチャラするなって怒られるけん こっちから急いで行こう」
私「えっ!体育祭 婆ちゃんが来とるん?」
川「うん 来んでええって いっつも言うのに来るんよ カァ(お母さん)とトゥ(お父さん)は仕事やけんバァがくるんよ」
私「カァってカラスかっ!」
皆「アハハハハ」
こんな感じで半日が過ぎました。
教室編はつづく