とある日、彼と電話をしていた時です。
彼から
川「この前バァに女の子とチャラチャラ遊んでる時間が有るなら勉強しない 学生は勉強が仕事でしょう って怒られた」
私「うん・・・」
川「今のまま安川さんから電話してもらいよったら そのうち安川さんもバァに怒られるかもしれん それに電話が玄関近くの廊下にあるんやけどその近くに台所があってだいだいバァが台所におるけん話しずらいんよ」
私「うん・・・」
川「やけん これからは公衆電話から俺から全部電話する 」
私「でも、それじゃあ川崎君だけが電話代いるやん お小遣いから出す訳やし何か申し訳ないんやけど」
川「それなら気にせんでも大丈夫」
私「けど・・・」
川「俺、中学の時からお金の管理の勉強って事でお小遣い1万もらいよったけど そんなに使わんし余ったのは全部貯金しとるけん電話代ぐらい大丈夫」
私「そっか・・・・でも・・・・なんか・・・」
川「俺からコマメに電話するし寂しい思いさせるような事はせんけん」
私「けど、急に声聞きたくなった時とか電話したらいかんの?」
川「別に電話くれるんはエエんやけどバァに安川さんが怒られたらいかんし ・・・このままやったら絶対怒られる日が来る さっきも言うたけど電話くれるんはエエんよ けどな・・・泣かんでエエやん」
私「けど川崎君が婆ちゃんに怒られたの元はと言えば私のせいやもんな ごめん」
川「なんで謝るん?安川さんなんも悪い事してないやん これは俺とバァの問題やけん安川さんには関係ない話や 気にするな」
私「うん・・・・でも ごめん」
川「やから謝るなって言うたやろ」
私「ごめん」
川「また・・・・あ・や・ま・る・な そこでハイでええやろ?謝るのは本当に悪いことした時だけでエエやん」
私「うん・・・・」「はい」
川「謝っとるより その方が気分エエやろ?」
私「うん そうやね」
川「明日は部活あるけん俺から電話する多分、家に帰るの19時過ぎ頃になるけん19時半ぐらには電話出来ると思う」
私「うん じゃあ待っとるな」
この話の後からは私から電話する事は殆どなくなって
何か分からないけど凄く寂しくて彼の前で泣くのも初めてでした。
でも彼はシッカリ電話くれて大人になってから思えば、この時から私の事守ってくれて大切にしてくれてたんだなと感じます。
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