ごゆるり暮らしの専業主婦

無理せず自分らしく暮すが目標 人は人・私は私 自分が良ければそれでヨシ

昭和から平成ひでみの初恋物語⑭ #彼からの電話編

3年の時が過ぎ私は結婚が決まり結婚式まで3ヶ月と言う所でした。

そんなある日彼から電話がかかって来たのです。

川「もしもし川崎です」

私「えっ!!」

川「久しぶり元気やった?」

私「うん」

川「風の噂で安川さんが結婚するって聞いて本当は春休みに帰る予定はなかったんやけど彼友に自分の気持ち きちんと伝えとかなくて後悔しないのかって背中を押されて帰りました」

私「うん」

川「それでも田舎に帰ってからもずっと結婚する人に会っていいのか悩んで結局今日まで家から一歩も出ず彼友も一緒に帰ってくれとるけど会うこともなく時間が過ぎました。彼友から昨日電話があって話せたか?って言われた。それでも悩んでやっと電話しました」

私「うん」

川「今こんなこと言って良いのか分からないけど、ちゃんと大学卒業して帰ったらもう一度きちんとプロポーズしに行くつもりでした自分が好きでいたら伝えなくても安川さんも好きでいてくれると思ってました。でも結婚すると聞いて・・・・」

私「うん」

電話しながら私は泣いていました。

まだ彼の事忘れた訳でも嫌いになったわけでもなく好きだったんです。

彼の気持ちをもう少し早く知っていたら

せめて1年早くしっていたらと思いました。

涙で「うん」としか答えれなかった。

この時に上京する時に「一緒に東京に来てくれませんか」がプロポーズだったと気が付きました。

川「明日の16時55分発全日空○×△便で東京に帰ります。最後に一目でも良いから会いたいので空港まで来て貰えませんか?来てくれるまでギリギリまで待ってます。」

彼からの気持ちを聞いて電話を切りました。

彼の声を聞いたのはこれが最後になりました。

私も1日、会って良いのか悩みましたギリギリまで悩みました。

でも後悔はしたくなかったので彼が東京に帰る日タクシーを飛ばしました。

でもこの日に限って道が混んでいてなかなか動かない。

空港に着いたのは出発5分前

でも彼のギリギリまで待ってるって言葉が忘れられなくて「もう無理だ」と思いながらも走って階段を上り彼を探したけど、そこに彼の姿ありませんでした。

着くのが遅すぎました。

無理なことは分かっていたのですが地上アテンダントさんの所に走って行き「東京行きの飛行機に川崎英仁って人が搭乗してるか調べて貰えませんか?」とお願いしたでも「一般の方には運行の安全上お調べする事が出来ません」と返ってきました。

そりゃ当たり前ですよね。

私はそれでも「じゃあ、飛行機の中に居る人と連絡取れる方法はありませんか」と聞き返しました。

でも出発準備にも入ってるのでお呼び出しも出来ませんし他の方法もありません」と言われ「ありがとうございました」と言ってもう一度、彼を探してもいなくて泣きながら見送りデッキに出て彼が乗ってる飛行機を見送りました。

 

f:id:rakusitai1:20220305170825j:plainそんな中、彼は機内で彼友と一緒にいた訳ですが彼は彼で「絶対、安川さん来てくれてる今、空港におる予感がする下ろしてくれ」と彼友に言っていたそうです。

何とか落ち着かせようとしたようですが出発してからも「安川さん来とる下ろしてくれ絶対来てくれてる」とずっと言っていたそうです。

そうして羽田に着く頃には少し落ち着いていたそうです。

羽田に着いてからは授業が始まったら暫く遊べなくなるから飲んで帰るかって話になり彼と彼友二人で飲みに行ったそうです。

その日の夜22時過ぎぐらいに彼友から電話がありました。

その時に機内での話を聞いたのですが、その後吞みに行って大変だったと聞きました。

「英がアルコールが入ったら荒れて荒れてメチャクチャ吞んで急性アルコール中毒になって○△大学病院に救急搬送されて今病院から」と言う事でした。

安川さんに連絡するかどうか悩んだけど一応、英の気持ち伝えとこうと思って・・・と言う事でした。

最初彼が上京するときの話も一通りして彼友も「それじゃあどうしたら良いのかよく分からないよな」って言っていました。

「実は先に英の実家に今の状況を連絡したんだけど、その時英のお母さんも言よったよ。そんなになるまで好きだったのなら、どうしてあの時もっときちんと安川さんに伝えなかったんだろう」って

私は「待っててと言われたら待ってたのに」と話しましたが、もう遅いですからね(涙)

彼友に「英は俺が諦めさせる、絶対バカな事はさせないようにするだから安心して」って言ってくれました。

最後に「安川さん結婚おめでとう 幸せになって下さい」とお祝いの言葉をいただきました。

 

その後、私は結婚して今に至っています。

このお話、読んで頂いてた方有り難う御座います。

作り話のように感じる方もいたかと思います。

もう30年以上前の話なので一語一句までその通りとは言えませんし、あやふやな部分もありますが彼と私に間違いなく起こった出来事です。

 

話の内容が方言そのまま使って書いたので読みにくく分かりにくい部分も多だあったと思いますがココに彼との大切な思い出を残せて良かったと思っています。

 

次回から現代の事を少し書かせて下さい。

良ければ、そちらも読んで頂けると嬉しいです。

 

 

 

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