こんにちは、ひでみです。
いつも訪問ありがとうございます。
初めましての方これからも「ごゆるり暮らしの専業主婦」を宜しくお願い致します。
今日は少し長くなります。
目次から気になる所だけ読んで頂いたので構いません。
お時間のある方は、ごゆっくりお過ごし下さい。
今まで通院していた精神科の先生が定年になられて初めての心療内科に行って来ました。
子供の頃の事から昔の事まで色々質問してくれて自分なりの言葉で話して来ました。
今回の病院で転院は4回目です。
今回の病院の先生が一番、話を良く聞いてくれた気がします。
今まで3院とも鬱病で診断されていて投薬治療をしていましたが20年間さほど変わりなく過ぎていきました。
- 診断結果
- 発達障害(ADHD)疑い
- 双極性障害
- アルコール依存症
- 鬱病と双極性障害の違い
- 治療に用いられる薬
- 双極性障害治療で大切なこと
- 普通の生活を送るために
- 家族や仲間がこの病気にかかってしまったら
今回、診断して頂いた先生の判断では
診断結果
- 発達障害(ADHD)の疑い(検査はまだしてない)
- 双極性障害
- アルコール依存症
まず鬱病の場合、数年で治る事が多く何十年も続かないとの判断でした。
この点だけでも、ただの鬱病ではないのではないかと言う事です。
障害者手帳等の診断書も紹介書に添付してくれていましたが話を聞く限り診断書の状態より重い症状だと言われました。
発達障害(ADHD)疑い
- 子供の頃登校拒否があった
- クラス替えの後クラスのメンバー次第でクラスになじめなかった
- 集団行動が嫌い苦手
- 子供の頃から爪を噛む癖が直らない
- 宿題は面倒でやっていかない
- 音に敏感
症状はいろいろだと思いますが、これで発達障害(ADHD)を疑われるのか。
多かれ少なかれ子供の頃は何かしら有ると思うのですが普通はないのですかね?
先生に「高校生ぐらいから二十歳ぐらいまでに何か凄く辛い事や落ち込むような事が無かったか」とも聞かれました。
有ると言えば有るし無いと言えば無いのです。
恋愛に関しても当てはまるのかどうか分からなかったので「特に思い当たることはありません」と答えましたが当てはまるのでしょうか?
気になる方は以前にブログに書いた事も有りますが、この辺りから読んで頂くと状況は分かって貰えると思います。
確かに今から思えばこの辺りから人との関わりがストレスと感じるようになったり不安や寂しさを感じるようになってきた。
人間関係が上手くいかず何度か転職してホームヘルパーと言う天職ではないかと思える仕事に辿り着いた。
ホームヘルパーはヒューマンな仕事ではあるが直行直帰だった事もあり人との関わりが少なくてすむ。
基本、利用者さんとヘルパー1対1の仕事だから人間関係の煩わしさもなく私にとっては楽だった。
だから10年以上続いた仕事だった。
その後、上京してからサービス提供責任者としてフルタイムでの仕事に就き体調を崩していった。
この恋愛の出来事から9年後に鬱病と診断された。
現代編まで読んで頂ければ分かると思いますが今でも彼のためになら頑張って動くことが出来る。
彼のせいではなく自分が彼の気持ちを分かってあげられなくて終わった事ですがホームヘルパーとしての仕事に就いていなければ、もっと早くに発病していたのか?私には分かりません。
ですが改めて先生に聞かれて今思えばな出来事ではあります。
双極性障害
- イライラする
- 怒りっぽくなる
鬱病だとイライラしたり怒りっぽくなることはないようです。
イライラする怒りっぽくなると言う点からしても鬱病ではなく双極性障害ではないかと言う判断でした。
アルコール依存症
- 毎日500の缶チューハイを飲む(飲むと楽になるのでアルコール止められない)
う~ん
これだけは少し疑問です。
毎日、晩酌でこの程度ならアルコール飲んでる方いますよね。
これでアルコール依存症なら殆どの方がアルコール依存症になるのはないかと思ってしまうのですが。
確かにアルコールが入ると気持ちが楽になるので依存と言えば依存なのでしょうが飲んでる量にしたら多くはないと思うのです。
ただ病気にアルコールが良くない事は分かっていますがアルコールをゼロにする必要があるのかな?
主人と私で「依存症って言われるほど飲んでないのにな」と話してました。
ですが先生によってかなり診断が違う事が分かりました。
方針としては発達障害からの鬱状態、双極性障害としての治療に変更をしてみましょうとなりました。
一度に全部お薬を変えることは出来ないので少しずつお薬を変えて様子を見ていく事になり鬱病だと診断されていた方が発達障害や双極性障害の治療に変更したら状態が良くなっていくケースは多いとも話されていました。
お薬が病気を作っている可能性が有ると言う事ですよね。
鬱病と双極性障害の違い
- 気分が落ち込む
- 寝てばかりいる
- やる気が起きない
- 楽しめない
- 疲れやすい
- 何も手につかなくなる
- 死にたくなる
鬱状態
- 気分が落ち込む
- 寝てばかりいる
- やる気が起きない
- 楽しめない
- 疲れやすい
- 何も手につかない
- 死にたくなる
躁状態
- エネルギーにあふれ、気分が高まって元気になった気がする
- あまり眠らなくても元気
- 急に偉くなったような気がする
- なんでも出来る気がする
- おしゃべりになる
- 怒りっぽくなる(イライラする)
鬱病では、気分の落ち込みや不眠といった鬱症状だけがみられますが双極性障害は鬱状態と躁(軽躁)状態を繰り返す病気で時に躁状態と鬱状態が混じり合う混合状態になることもあるそうです。
鬱病で受診した患者さんの16%が双極性障害だとデーターが出てるようです。
治療に用いられる薬
気分安定薬
気分安定薬は躁状態の治療と予防に効果があり、双極性障害の基本となる薬です。
非定型抗精神病薬
非定型精神病薬はドーパミンなどの精神伝達物質を遮断する薬で統合失調症の治療などにも用いられていますが、双極性障害の治療にも効果を発揮します。
最近では内服薬の他に一度注射をすると効果が4週間続く持続性注射(LAI:Long-Acting-Injection)と言う剤形も加わりました。
睡眠導入剤
ベンゾジアゼピン系睡眠薬などが一般的です。
十分な睡眠を規則正しくとることは再発予防に必要です。
「最近眠れないな」と感じたら直ぐに主治医に相談して下さい
その他にも
心理社会的療法
- 家族療法
- 認知療法
- 対人関係・社会リズム療法
などがあるようです。
双極性障害治療で大切なこと
本人・家族が病気を正しく受け入れよう
まずは病気と治療法について正しく知識を身につけて病気を受け入れることで前向きに治療をスタートさせる事が出来ます。
薬を飲み続けて再発を防ごう
病気の症状が落ち着いて来たからといって薬を飲むのを止めてしまったり飲む量を自己判断で変えてしまったりすると再発したり副作用が出たりする恐れがあります。
飲み忘れにも注意しましょう。
また再発予防の薬を飲み忘れることが心配な方には内服薬の他に一度注射をすると効果が4週間続く持続注射剤(LAI:Long-Acting Injection)という剤形が最近加わり薬の選択肢が増えました。
薬の作用と副作用について正しく理解しよう
薬の作用と副作用について理解しましょう。
薬の副作用が気になる場合は主治医とよく相談しながら自分にあった薬を選択しましょう。
完璧主義の思考をやめましょう
鬱状態では自己険悪にい陥ったり考え方が否定的にになりがちですが、認知療法などで「70%~80%できれば十分」と肯定的な考えを身につけましょう。
服薬を継続しながらゆっくり休息をとって、あせらずに生活リズムを整える事が大切です。
生活リズムを乱さないようにしよう
規則正しい生活リズムを持続する事が大切です。
徹夜は避けましょう。
また、時差をともなう海外旅行などは再発の引き金となることがあるので主治医に相談そしてみましょう。
ご家族や職場・学校の方にも協力してもらいましょう。
再発のサイン
過去に再発した時を振り返って、再発を引き起こしやすいストレスと最初に現れる症状について患者さんとご家族でよく話し合っておきましょう。
「何時もと違う」と感じたら、それは再発のサインかも知れません。
再発のサインは人によって異なりますので気になる事がある場合には直ぐに主治医に相談してみましょう
- いつもより睡眠時間が短くなる
- おしゃべりが増える
- イライラして怒りっぽくなる
- 飲酒量が増える
- 神経質になる
- 浪費が増える
普通の生活を送るために
治療を続けながら仕事ができます
正しい治療を続けることで職場復帰することも可能です。
現実的にはなかなか難しいかも知れませんが定時に出社・退社できて負担の少ない仕事が理想的です。
なるべく生活リズムを乱さないように注意して再発の防止に努めましょう。
復職にあたっては主治医や上司とよく相談して段階的に勤務時間や仕事内容を増やしていくとよいでしょう。
家族や仲間にサポートしをお願いしましょう
双極性障害の治療でもっとも大切な事は治療を継続して再発を予防する事です。
薬の飲み忘れを教えてくれたり、再発のサインに気づいて注意してくれたり、ご家族や仲間のサポートは治療を進めていく上で大きな力になります。
ぜひサポートしてもらえるようにお願いしてみましょう。
先日、病院で頂いたこちらのパンフレットを元に記事を書かせて頂いていますので参考になれば幸いです。
監修:順天堂大学医学部精神医学講座 主任教授 加藤 忠史先生となっております。
命を守る
残念なことに双極性障害で自殺を図ってしまう方は少なくありません。
辛いときには一人で悩まないで家族や友人、主治医に相談してみて下さい。
また家族や友人などの周囲の方は下表のようなサインが見られた場合には放っておかずに声をかけて孤立させないように注意しましょう。
なるべく主治医に相談する事が必要です。
- 「死にたい」「消えてしまいたい」「遠くへいきたい」
- 自殺の準備をする・遺書を書く
- 周囲の人に別れやお礼を告げ大切な物を渡す
- 身の回りの物を整理する
- 向こう見ずな行動をとる
- 無茶な飲酒をする
- 自殺未遂をしたことがある
- 身近な人を自殺で亡くした
- 最近近親者の死
- 最近の有名人や知人の自殺
- 経済的損失
- 本人を支える家族や友人がいない
これが全てではないと思いますし該当しないパターンもあると思います。
私の個人的な考えでは「死にたい」と言える人はまだ大丈夫だと思います。
言っていたのに言わなくなった時が一番危ないと感じます。
家族や仲間がこの病気にかかってしまったら
躁の時の接し方
躁状態になると普段の、その人とは思えないような言動をしたり突然、高価な物を購入したりしてしまう事があります。
これはあくまでも病気によるもので、その人の性格によるのんではありません。
感情的にならずに受診を促す事が大切です。
また躁状態では本人に病気の自覚がなく病院に連れて行くのは困難な場合があります。
まずは「あなたの身体が心配だから」と受診を促しましょう。
患者さんが信頼する目上の人から受診を指示してもらうと従ってくれることがあります。
ただし、患者さんを騙して病院に連れて行く事は以後の関係にしこりを残すことになりますから厳禁です。
入院を拒否し症状の悪化と暴力行為が見られるようになった場合は警察に相談しましょう。
個人的には警察は本当に最後の手段だと思います。
患者さんが信頼出来て安心できる方がサポートし見守られるのが大事だと感じます。
鬱状態のときの接し方
鬱状態の時にはできるだけ休養をとるのが必要です。
気分が落ち込む、やる気が出ないなどの症状が出て動く事も辛いので仕事や家事が思うように出来ません。
鬱状態の患者さんにとって、もっとも苦しい時間です。
そこを理解して、できるだけサポートして下さい。
- 鬱状態の時の言動を責めないで
- 怠け者として扱わないで
- 以下のような事は言わないで
「頑張れ」「元気をだして」「薬にたよるな」「いつになったら治るの?」
- 愛情をもって優しく接してあげて下さい
患者さん本人にとって周りのサポートは必要不可欠です。
患者さん本人が出来る事は本人にやって貰うのが良いと思いますが出来ない事だけサポート・声掛け・見守り大切な事だと思います。
これは介護にも言える事だと思います。
同じような事で苦しんでる方もいると思うので今後、病名が変わるのか?お薬の事など状況が変われば参考までに書いていきたいと思います。